開催の報告2
● 第2ステージでは会場を「SMBCパーク 栄」に移動して、
「つなげよう!地域と世界!今と未来!〜住みやすい街、思いやりの街、フェアトレードタウンに
名古屋がなったら!」と題して、ゲストに文化人類学者でスローライフ提唱者である辻信一さんと、
オーストラリア在住のシンガーソングライターで環境活動家のアンニャ・ライトさんをお迎えして、
「Be the change!〜私たち自身が変化そのものに!」&「アンニャの世界と私を変える旅
Slow Small Simple〜地球1個分の暮らしをめざして〜」お話しと、アンニャさんの音楽も
楽しんでいただき、後半には、豊田市立藤岡南中学校2年生のみなさんと、EPO中部の新海洋子さんが
加わり、来年2014年に愛知で開催されます国際会議ESD(持続可能な開発のための教育)をテーマにした
パネルトーク「きれいな地球・みんなの笑顔を未来へつなぐため、今できること!」を行いました。
事前に藤岡南中学校2年生153名全員で、「宇宙船地球号アクティビティ」というワークショップを
行ってきましたので、辻さんとアンニャさんにも一緒に考えてもらいました。
「宇宙船地球号アクティビティ」とは、「地球が環境破壊され住めなくなり、2000年の間、
地球を浄化する期間が必要となったので、宇宙船で地球から脱出することになりました、という設定。
で、そのときに「5つのもの」を宇宙船に持ち込むことができるとしたら、みなさんは何を
選んで持って行きますか?」というワークショップです。
これがとても深く難しく、そして、答えはありません。中学生の皆さんは、その宇宙船で暮らしてゆくために
どうしたらいいのか、
ワークショップ後もみなさんで考えてくれて、会場で発表してくれました。
「つながること」「あきらめないこと」「おもいやること」「戦争や貧困などの世界の問題は、
自分のことだと思うと、行動につながる。環境が汚されているのであれば、
自分の部屋を掃除するのと同じ思いできれいにしようと思う」など、尊いキーワードが出てきました。
中学生のピュアな感性で感じて考えてくれました。未来にできること、今大事なこと、この地球にあるすべてのものがつながり関係し合っていて、みんな大切であること、そして、地球を離れるなんて考えられない、
地球以外に私たちの住めるところはない、地球の再生は人間にはできない、
だから地球はかけがえない、大事にしたい・・・と感じたトークセッションとなりました。
最後には、藤岡南中学校皆さん60名による大合唱で、会場の大人達からは涙があふれていました。
フェアトレードタウンなごや推進委員会
代表 原田さとみ